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ご挨拶

代表理事 藤木徳彦

 日頃より協会の活動にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。一般社団法人日本ジビエ振興協会 代表理事 藤木徳彦(ふじき のりひこ)です。
 
 私は、長野県にあるフランス料理店のオーナーシェフでもあります。ジビエはフランス語で、「狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉」を表す言葉です。古くはヨーロッパの貴族が領地で狩猟し、その獲物をお抱えの料理人に調理させて楽しんでいました。日本でも、イノシシの鍋を「ぼたん鍋」といい、貴重な栄養源として山間部を中心に食べられてきた歴史があります。

 昨今、増えすぎたシカやイノシシによる農作物への被害が大きな社会問題となっています。彼らは「有害鳥獣」として捕獲され、その多くは埋設や焼却によって処分されています。

適切に処理されたシカやイノシシのお肉は、栄養満点でおいしいご馳走です。いただいた尊い命をただ捨てるのではなく、おいしく食べれば未来へつなぐ事ができます。また、ジビエ産業が拡大すれば、ジビエは地域の新たな特産品として地方創生の一助になると考えます。そんな未来を目指して、一般社団法人日本ジビエ振興協会を設立しました。

2018年には、農林水産省により「国産ジビエ認証制度」が制定され、安全・安心なジビエの流通が加速しています。外食産業から「ジビエを使いたい」といった問い合わせをいただく事も増え、ジビエが少しずつ身近な食材になりつつある事を感じています。

 ジビエの魅力とその価値を伝え、沢山の方においしく食べて頂けるよう、引き続き活動してまいります。今後ともご支援の程、よろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本ジビエ振興協会
代表理事 藤木徳彦