ジビエ料理のレシピ紹介

シカ肉と飛騨産トマトのチーズ焼き ~キャンプd e ジビエ飯~【第8回ジビエ料理コンテスト入賞/おうち部門】

★第8回ジビエ料理コンテスト★
おうちで食べたいジビエ料理部門 日本ジビエ振興協会代表理事賞

田中 恵美 様(高山市役所 久々野支所・岐阜県)

【レシピについて】「おうち=家族」の単位で考え、親と子が一緒に調理し食事をすることで、使われているジビエの命をいただくこと、農家の方の努力の結晶である農産品に思いをはせ「家庭で食育教育のできるメニュー」をキッチンだけでなく設備が整っていないキャンプ場でも作れるよう、なるべく調理器具が少なくなるような調理工程とすることで、「キャンプ」という家族イベントでもジビエを利用できる料理としました。また、シカ肉の下処理に使用したリンゴや塩こうじは肉を柔らかくしてくれるため、小さなお子様にも食べやすいメニューにできたと思います。

材料・分量(4人分)

シカ肉(ロースまたはモモ) 80g
飛騨産トマト 大玉半個
タマネギ 30g

●肉の調味液

飛騨産リンゴ(すりおろし) 小さじ1
塩こうじ 大さじ1

 

豆板醤 少々
飛騨産おろしニンニク 少々
アウトドアスパイス 少々
クレイジーソルト 適量
適量

●巾着の材料

油揚げ(小ぶりの長方形のものが良い) 4枚
とろけるチーズ 適量

●飾り付け

イタリアンパセリ(普通のパセリでも可)  
マイクロトマト(小さめのミニトマトでも可)  

作り方

①シカ肉を小さめのさいの目切りにし、ジップロックに入れる
②①と塩こうじ、すりおろしリンゴを入れ軽く揉み3 0 分休ませる(暑い季節はクーラーB OX 、涼しい季節は室温で)
③トマトをシカ肉と同じくらいの大きさに切り、玉ねぎを粗みじん切りにする。
④蓋つきスキレット(蓋つきフライパンでもよい)を用意し、油を引いて中火でおろしニンニク、豆板醤を香りがたつまで炒める。
⑤④に粗みじんにした玉ねぎを入れ半透明になるまで炒め、小さめのさいの目切りにしたトマトを加えて中火~弱火の間の温度でトマトが煮崩れるくらいまで炒める。
⑥⑤のトマトが煮崩れたらスキレットの蓋に移しておく。
⑦スキレットを洗って油をひいておく。
⑧油揚げを半分に切り(巾着になるように片方だけ口ができるように切る)具材が入れやすいように中の白い部分を大まかに取り除く。取った白い部分はスキレットの蓋に移したトマトに混ぜておく。
⑨シカ肉を休ませ初めてから30分たったところでジップロックから取り出し⑦のスキレットに入れ中火で酒を回しかけながら5分程度炒める。この時にアウトドアスパイス、クレージーソルトを振っておく。
炒める途中で出る水分はキッチンペーパーで取り除く。
⑩⑨の肉に火が通っていることを確認したら、弱火にして⑥のトマトを加えて水分が少なくなるまで炒め具材を作る。水分がなくなったら蓋へ移す。
⑪洗って薄く油を引いたスキレットの底に丸くカットしたクッキングシートを敷く。
⑫半分に切った油揚げの中に具材を8 分目から9 分目まで詰め、スキレットの中に並べ、それぞれにチーズをお好みで載せる。
⑬並べ終わったスキレットに蓋をして、弱火で1 5 分加熱する。
⑭チーズが溶けたら器にのせ、イタリアンパセリとマイクロトマトを飾り付けて出来上がり。