第7回日本ジビエサミットin岡山
【お知らせ】
「第7回日本ジビエサミットin岡山」は、新型コロナウイルス感染症拡大の状況を鑑み、中止させていただく事といたしました。
参加お申込みを頂いておりますみなさまへは、参加費の全額返金をさせて頂きます。
詳細は1月17日(月)にご案内をさせて頂きます。
誠に恐れ入りますが、ご了承いただきますよう、お願い申し上げます。
【プレスリリース】「第7回日本ジビエサミットin岡山」開催中止のお知らせ
開催主旨
第7回となる今回のジビエサミットは、晴れの国岡山にて開催いたします。
地方の新たな産業、新たな食肉、SDGsなどさまざまな観点から、ジビエは多方面から熱い視線を浴びています。そんな中、食品衛生法改正に伴い、ジビエ処理加工施設においても2020年からHACCP対応が義務化される等、ジビエをめぐる現状は日々変化をしています。
本サミットでは、ジビエの現場に最新の正しい知識を届けることを目的として、捕獲、加工、消費に至るまでの幅広い情報や、開催地・岡山県を中心とした各地域での優良事例をご紹介します。また、初めての試みとして、現地へ来られない方にも聴講頂けるよう、オンライン配信での受講も受付いたします。
本サミットにて持ち帰った情報が、みなさまの今後の活動の一助となる事を願っています。
《チラシはこちらをクリック》
開催概要
- タイトル
- 第7回日本ジビエサミットin岡山
- テーマ
- ジビエを止めるな!産業化に向けてのコレクティブインパクト!
- 会期
- 令和4年1月27日(木)〜28(金) 2日間
(27日:開会式・セミナー/28日:セミナー)
- 会場
- 加計学園創立50周年記念館(岡山理科大学校内)
岡山県岡山市北区理大町1−1
セミナー会場A:4F多目的ホール セミナー会場B:3F会議室1・2
※会場までのアクセスは公共交通機関をご利用ください。
岡山理科大学へのアクセスはこちら
- 主催
- 一般社団法人日本ジビエ振興協会
- 共催
- 岡山県
- 協賛
- 農林水産省
- 後援
- 内閣府、厚生労働省、環境省、観光庁、一般社団法人大日本猟友会
- 協力
- 学校法人加計学園 岡山理科大学
※本事業は農林水産省令和3年度鳥獣被害対策基盤支援事業(鳥獣利活用推進支援事業)として開催されるものです。
スケジュール
講演・セミナープログラム
27-A1 開会式
- 日時
- 1月27日(木) 9:00〜9:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- 日頃よりジビエ利活用や鳥獣被害対策へご支援頂いている方々より、ご挨拶を頂戴いたします。
27-A2 自治体連絡協議会の取組み
- 日時
- 1月27日(木) 10:00〜11:30
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- 2020年11月、ジビエ振興に精力的に取り組む自治体によって「ジビエ振興自治体連絡協議会」が創立されました。自治体同士の情報共有や連携強化、課題の集約、国へのジビエ政策提言を目的とした本協議会の紹介と、今後の活動についてをお伝えします。
- ご登壇者
- 衆議院議員 石破 茂、
岡山県美作市長 萩原 誠司、静岡県伊豆市長 菊地 豊、
元財務省政策立案総括審議官 岡本 直之
27-A3 クマ被害の現状とマタギ文化について〜共生への道を探る〜
- 日時
- 1月27日(木) 13:00〜13:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- 日本全国で、クマによる被害が多発しています。現代社会で、野生動物であるクマとどのように向き合っていけば良いのか、全国で頭を抱える地域は数多くあります。本セッションでは、実際に被害に悩む岡山県美作市の現状と、東北地方のマタギ文化を活かした地域振興についての事例を紹介します。
- ご登壇者
- 岡山県美作市長 萩原 誠司、マタギの里観光開発株式会社 代表取締役 仲澤 弘昭、
東北芸術工科大学芸術学部歴史遺産学科・東北芸術工科大学大学院芸術工学研究科
教授 田口 洋美(進行)
27-A4 養豚産業とイノシシをめぐる豚熱について
- 日時
- 1月27日(木) 14:00〜14:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- 豚熱が26年ぶりに岐阜県で確認され、3年以上となりました。イノシシ(猪)が豚熱(CSF)の伝播者との見方もされています。風評被害で醸成しつつあるジビエ産業を消すことは出来ません。CSF問題について、伊藤が講義(解説)いたします。なお、可能な範囲でフロアーの意見や質問にも対応いたします。
- ご登壇者
- あかばね動物クリニック 伊藤 貢、麻布大学名誉教授 押田 敏雄(進行)
27-A5 「おいしいジビエ」の未来のために!〜猟師×獣医師対談〜
- 日時
- 1月27日(木) 15:00〜15:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- ジビエをひとときのブーム食材ではなく、おいしい食材として、この先も提供し続けていくためにはどういった事が必要なのか。猟師と獣医師の目線から、ジビエの川上となる狩猟・解体現場の現状や課題を挙げ、解決方法を探ります。
- ご登壇者
- 国産ジビエ認証審査員 菅 衣代、清流ジビエフードサービス 羽賀 真由美、
一般社団法人日本ジビエ振興協会 林 由季(進行)
27-B1 GOGO GIBIERプロジェクト〜外食産業とジビエ〜
- 日時
- 1月27日(木) 11:15〜12:00
- 会場
- セミナー会場B:3F会議室1・2
- ポイント
- 本年7月より、外食産業にて国産ジビエ消費拡大を目指す「GOGO GIBIERプロジェクト」が始まりました。このプロジェクトの先頭で旗を振る2社に、外食産業の目線から見たジビエや、今後期待することについてお話いただきます。
- ご登壇者
- 株式会社ロッテリア マーケティング部 商品開発課 吉澤 清太、
ジェフビーサービス株式会社 代表取締役社長 佐野 正人、
一般社団法人日本ジビエ振興協会 代表理事 藤木 徳彦(進行)
27-B2 シカ肉のペットフードへの利用
- 日時
- 1月27日(木) 13:00〜13:45
- 会場
- セミナー会場B:3F会議室1・2
- ポイント
- 野生鳥獣肉はおよそ90%程度が未利用で、ほとんどが廃棄されています。栄養価が高く、嗜好性が良いシカ、イノシシ肉をペットフードとして利活用することが行われつつありますが、この現状と今後の展望について、押田が講義(解説)をし、次いで、参加者が討論(Teach-in)します。この際、フロアーの意見や質問にも対応します。
- ご登壇者
- おくだ動物病院副院長 越久田 活子、EGサイクル代表 前川 進吉、
ペット栄養管理士 小野池 智香、麻布大学名誉教授 押田 敏雄(進行)
27-B3 ①食の安全の視点から見たジビエの選び方、②国産ジビエ認証制度について
- 日時
- 1月27日(木) 14:00〜14:45
- 会場
- セミナー会場B:3F会議室1・2
- ポイント
- ①野生動物であることから、管理された家畜の肉とは異なったルートで流通する事の多いジビエ。料理人の目線から、安全安心なジビエの選び方を解説します。
②「国産ジビエ認証制度」について、制度の概要や審査のポイントなど、初歩的な部分を解説します。
- ご登壇者
- 一般社団法人日本ジビエ振興協会 代表理事 藤木 徳彦
一般社団法人日本ジビエ振興協会 事務局長 鮎澤 廉
27-B4 地美恵の郷みまさかご紹介(映像投影)
- 日時
- 1月27日(木) 15:00〜15:45
- 会場
- セミナー会場B:3F会議室1・2
- ポイント
- 岡山県美作市にある国産ジビエ認証取得施設「地美恵の郷みまさか」を映像でご紹介します。施設設備のポイントや、解体処理のポイントを解説します。
※シカの解体作業の映像を使用いたします。苦手な方はご注意ください。
- ご登壇者
- 無(映像投影)
28-A1 Academic Session
- 日時
- 1月28日(金) 9:00〜10:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- ジビエについて、学術的分野から発表するセッションです。
教育講演として「国産ジビエ認証制度を進めるために」「ジビエ肉の加工補法と問題点」の2題、一般講演として「緑地開発公園のイノシシ被害軽減への取り組み」「エゾシカ肉とクマ肉の利用に関する研究」「イノシシ肉レシピ開発を通じた地域交流」の3題を発表します。
- ご登壇者
- 岡山理科大学獣医学部長 吉川 泰弘、麻布大学名誉教授 坂田 亮一、
北里大学獣医学部 椿 智佳、岡山理科大学獣医学部 新見 日向、
株式会社DMM Agri Innovation 佐藤 和輝
28-A2 ジビエにつながる捕獲
- 日時
- 1月28日(金) 11:00〜11:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- 安全安心なジビエの流通を加速させるためには、処理施設側にはどういった課題があるのか。国産ジビエ認証を取得した、信州富士見高原ファーム(長野県)、わかさ29工房(鳥取県)、祖谷の地美栄(徳島県)の3施設の関係者を交えて、現状や解決策、今後の展望についてディスカッションします。
- ご登壇者
- 株式会社信州富士見高原ファーム 戸井口 裕貴、わかさ29工房 河戸 建樹、
三好市役所産業観光部農林政策課 中村 竜司、
一般社団法人日本ジビエ振興協会 藤木 徳彦(進行)
28-A3 給食利用でジビエを振興
- 日時
- 1月28日(金) 13:00〜13:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- 鳥獣害対策の一つとして、ジビエが注目され、「晴れの日」の食事ばかりではなく、普段使いの利用の一環として、外食、弁当あるいは給食にもジビエを使う傾向が徐々に広まりつつあります。ジビエ給食を通して「食育」や「地産地消」と言うような問題を考え、給食での更なる利用を図る必要性があります。
この現状と展望について、押田が導入をし、中川と池田が事例紹介を行います。さらに自衛隊駐屯地での事例も紹介し、次いで、参加者が討論(Teach-in)します。この際、フロアーの意見や質問にも対応します。
- ご登壇者
- 若桜学園 栄養教諭 池田 和子、
株式会社魚国総本社 食品本部 名古屋食品部 グループリーダー 中川 泰司、
麻布大学名誉教授 押田 敏雄(進行)
28-A4 ジビエを地域振興に生かそう〜エコツーリズムの観点から〜
- 日時
- 1月28日(金) 14:00〜14:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- 温泉地やテーマパーク、社寺仏閣、国立公園だけが観光のデスティネーションではありません。農泊にみられるように里山も新たな観光資源として注目されています。里山には様々な魅力的コンテンツがあり、ジビエもそのひとつです。ジビエは食するばかりでなく、野生鳥獣被害問題を学んだり、狩猟を体験するなども里山を活性化することにつながります。
このセミナーでは、岡山県美作市における実例を紹介しながら、皆さんとエコツーリズムを語り合います。
- ご登壇者
- 公益社団法人 日本観光振興協会 理事長 久保田 穣、
美作市役所産業政策部観光政策課 課長 河副 基彦
28-A5 共生共存を目指すCEFICプログラム
- 日時
- 1月28日(金) 15:00〜15:45
- 会場
- セミナー会場A:4F多目的ホール
- ポイント
- 「なんでもやってるDMM」の鳥獣被害対策事業、株式会社DMM Agri Innovatiron 。
岡山理科大学獣医学部と連携し、被害対策から資源としての利用までのサイクルを作ることを目標に、課題解決に取り組んでいます。
このセミナーでは、愛媛県今治市伯方島にて通年で行っておりますCEFICプログラムについて紹介させていただきます。
- ご登壇者
- 株式会社DMM Agri Innovation 代表取締役 岡崎 翼、
一般社団法人日本ジビエ振興協会 代表理事 藤木 徳彦
28-B1 地産地消の皮活用〜町内会と福祉の現場から〜
- 日時
- 1月28日(金) 9:00〜9:45
- 会場
- セミナー会場B:3F会議室1・2
- ポイント
- 捕獲されたシカやイノシシの食肉利用のみならず、皮革活用することも各地で取り組まれています。
2021年6月交付の鳥獣特措法の改正では、「捕獲等をした鳥獣の適正な処理・有効利用のための措置の拡充」の中に、皮革としての活用が明記されました。皮革活用が進めば、新たな地域の産業としての可能性が広がります。東京都・墨田区にある工場でシカやイノシシの皮のなめしを行う山口産業株式会社、MATAGIプロジェクトの取組みと、今回のジビエサミット開催地・岡山県内での、地域を豊かにする「地産地消の皮活用」の取り組み事例をご紹介します。
- ご登壇者
- 山口産業株式会社 代表取締役社長 山口 明宏(進行)
岡山県セルプセンター 顧問 田中正幸、牟佐町内会長 田尻 祐二
28-B2 国産ジビエ取扱資格制度の創設を目指して
- 日時
- 1月28日(金) 11:00〜11:45
- 会場
- セミナー会場B:3F会議室1・2
- ポイント
- 「国産ジビエ認証制度」では厚生労働省のガイドラインを遵守している食肉処理施設を認証していますが、正しい知識や適切な技術を有する個人の技量を客観的に証明できる制度ではありません。これらに対処するために、個人を対象とした資格の創設を起案しました。「国産ジビエ取扱資格」制度(仮称)は国産ジビエの解体処理及び調理について、衛生管理の知識や適切な技術を習得した個人を認証することにより、正しい知識と技術を普及させることを目的としています。この制度の創設の現状と今後の展望について、押田が講義(解説)をし、次いで、参加者が討論(Teach-in)します。この際、フロアーの意見や質問にも対応します。
- ご登壇者
- 麻布大学名誉教授 押田 敏雄、公益社団法人全国食肉学校 常務理事/校長 小原 和仁、
辻調理師専門学校校長特別補佐 山田 研、一般社団法人日本ジビエ振興協会 野中 瑛
28-B3 縄文人とシカとのかかわりについて、考古学の観点から
- 日時
- 1月28日(金) 13:00〜13:45
- 会場
- セミナー会場B:3F会議室1・2
- ポイント
- 縄文時代の人々にとって鹿は重要な資源でした。
鹿骨を道具や装身具として加工したものも多く、食料資源としてだけでなく実に多様な利用が認められます。
こうした事例の紹介を通じて、鹿と縄文人のかかわりについて考えます。
- ご登壇者
- 帝京大学 経済学部 観光経営学科 教授 小笠原 永隆
28-B4 『ジビエ処理加工の簡単HACCP衛生管理』〜安全安心&美味しいジビエの消費拡大をめざして〜
- 日時
- 1月28日(金) 14:00〜14:45
- 会場
- セミナー会場B:3F会議室1・2
- ポイント
- 食品衛生法の改正により、ジビエ処理加工施設でも2020年からHACCP対応が義務化となりました。ジビエ処理加工施設でのHACCP対応について、基礎的な部分から解説します。
- ご登壇者
- 国産ジビエ認証審査員 阿部 次男