2024年11月20日
2024年11月7日に岩手県盛岡市の北日本ハイテクニカルクッキングカレッジにて、学生向けのジビエセミナーを実施しました。
本セミナーはプロの料理人を目指す学生の皆さまにジビエの正しい情報を伝え、ジビエに興味を持っていただくとともに、社会に出て地元の鹿肉や猪肉を調理する際に正しい対応ができることを目指し開催しました。今回は高度調理科と調理科の学生82名と教員の方々が参加。また、岩手県の放送局であるIBC岩手放送と岩手朝日テレビが取材にお越しいただきました。
セミナーでは国産ジビエの実情の紹介、岩手県内の食肉処理施設「MOMIJI」(国産ジビエ認証第38号)で処理された枝肉(半身)を使用してモモやカタ等を含む全身の各部位の特徴とその特徴を活かした調理方法等をお伝えしました。また、鹿ロース肉を使用した火入れの基本やジビエのひき肉を炒める際のポイントを実演、参加者にはジビエを使った料理を試食いただきました。
参加された学生からは「ジビエは料理としてしか見てなかったので農家の被害やジビエの使われてる部分の少なさ等に凄く驚きがあった。凄く美味しく感動した、将来的にはもっとジビエを生かした料理を作りたい」、「以前に食べた猪肉の匂いで少し苦手意識を持っていたが、今回の講習会で食べた肉は、匂いや硬さなどジビエに対する意識が変わった」等の意見を頂いた。
学生の皆さまには、ジビエの正しい知識を持って社会に飛び出していただきたいです。食材との出会いは人以上に第1印象で決まるところもあり、「ジビエ=美味しい食材」であると感じていただけるよう伝えていきたいと思います。
▲(左上、下)会場の様子、(右上)試食、(右下)鹿の枝肉(半身)