2024年12月12日
令和6年12月10日(火)に石川県金沢市で消費者向けジビエセミナーを開催しました。今回はジビエの利活用が進んでいる地域で、家庭でジビエ消費の促進を目指し、全国農業協同組合中央会、JA石川県中央会にご協力いただき、石川県内各地のJAから18名の方々にご参加いただきました。
セミナーでは、ジビエの現状や魅力をお伝えした後に、家庭で身近に作れるジビエ料理の調理実習を行い、最後皆様に試食いただきました。実習メニューは「猪モモ肉の焼肉」、「猪スネ肉のカレー」、「鹿モモ肉の唐揚げ」の3品。猪肉は石川県小松市にあるジビエアトリエ加賀の國(国産ジビエ認証第27号)、鹿肉は長野県富士見町にある信州富士見高原ファーム(同認証第3号)、野菜は会場のJA金沢市ほがらか村本店で販売されている地元野菜を使用しました。
焼肉は金沢の伝統野菜である加賀レンコンやにんじんと猪肉をタレと合わせ、地元野菜とジビエの相性を感じていただきました。圧力鍋で煮込んだスネ肉はほろほろと柔らかく、カレーとの相性もばっちり!煮込んだスネのスープも一緒にカレーに使うことで旨味の濃いジビエカレーとなりました。
JA金沢市ほがらか村本店では、猪肉のミンチ肉が販売されています。ジビエが身近である地域でも、食べ方が分からないからなかなか買わなかったり、貰っても冷凍庫の奥にしまってあったりするようです。今回の調理実習のように身近な料理にジビエを組み込み、「カレーを家でやってみたい!」、「唐揚げはみんな喜びそう!」といった感想をいただき、簡単にジビエが家庭に入れること感じていただきました。
まだまだ価格面等の課題がある一方、美味しさや栄養価等の魅力があるジビエを家庭でも召し上がっていただきたいです。