JA全農が真空低温調理のプラントをオープン
2014年09月02日
JA全農が農林水産省の6次化ファンドを活用して作った子会社、㈱ピュア・ディッシュが千葉県美浜区に「真空低温調理」専用の工場をオープンし、昨日8月28日(木)に関係者に向けた施設の内覧会が開催されました。
「真空低温調理」は野菜でも果物でも肉でも食材そのものの風味を損なわず、すじ肉や硬い部位も柔らかく調理することが可能なため、ジビエの加工に向いています。
加熱温度は65度から95度で、レトルトと違い、肉の食感や香りが失われることがありませんので、ジビエの魅力をストレートに伝える加工品を作ることができます。
JR東日本フードビジネス㈱がこの秋から冬に展開する「ジビエフェア」では、このピュア・ディッシュで製造する「信州ジビエ鹿カレー」と「千葉県産猪のすき煮そば」を東京近郊のエキナカのカフェとそば店で販売する予定です。
そのほかにも大手外食企業とのジビエ商品の開発が進められているそうですので、新しい情報が入りましたら、またお知らせします。
ピュア・ディッシュは、真空低温調理の加工施設としては国内最大規模で、来年7月には現在の20倍の製造能力のプラントになる予定です。
なお、本日の日本農業新聞1面にも掲載されています。