2021年06月23日
6月17日、長野県松本市・松本大学の健康栄養学科の学生を対象にした鹿の解体、調理実習を行いました。
同大学での実習は例年実施しているもの。主に管理栄養士を目指す同科学生の皆さんに、ジビエの背景にある鳥獣被害の問題や、捕獲した鹿を無駄にしない「いのちをいただく」という考え、地産地消の大切さなどをお伝えすることを目的としています。
座学の後に解体実習、調理実習を行いました。コロナ対策で人数を制限する必要があるため、クラスを2つに分け、それぞれ解体、調理を受講してもらいました。それぞれの講義中はタブレットを使って中継し、教室からも質問を受け付けるなど、インタラクティブな体制で進めています。
解体では、解体の手順だけでなく、鹿の体の構造、各部位の特徴を実地で学んでもらいました。調理実習では鹿のポワレを実演し、安全な加熱と美味しさを両立させる調理技術を講義。
後半は、鹿のテリーヌ、唐揚げ、スネ肉とバナナのタルトなどを詰めた“ジビエ弁当”を召し上がっていただいた後に、ジビエの衛生管理や、栄養・調理に関する詳細な講義を行いました。
今後さまざまな現場で管理栄養士として活躍される学生の皆さんに、ジビエの美味しさ、栄養について知っていただくことは、ジビエの普及においても重要なことです。今後も若年層に向けたジビエ講習にも力を入れていきます。
※日本ジビエ振興協会では、ジビエの解体や調理などの講習ご依頼を承っております。ご検討の際は、お気軽にお問合せください。【お問合せフォームはこちら】