2022年03月30日
3月29日、自由民主党「ジビエ議連」(鳥獣食肉利活用推進議員連盟)が、東京都内の飲食店で『ジビエ試食会」を開催。ジビエ料理の提供でご協力いたしました。新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置期間が終了したのを待ったうえに、当日は来場者全員に抗原検査を実施し、十分なコロナ対策をしたうえでの開催となりました。
この試食会は、3月1日にあった鳥獣議連(鳥獣捕獲緊急対策議員連盟)とジビエ議連の合同会合の中で、議員の中から「美味しいジビエを食べたことがない」という声が上がったことから計画、実施されたもの。
日頃から、ジビエ議連、石破茂会長は「食べないと何も分からない」と話し、現場感や実際の感触、感覚をもって議論するよう求めていましたが、その考えにも沿うものです。弊協会の藤木も、自身が料理人であることからまず食べて、ジビエを考えてほしいと話しています。
ジビエ協からご用意した料理は13品。鹿、イノシシの特徴がよく出ており、カジュアルに食べられるものを用意しました。
・ジビエコンソメスープ
・鹿焼売
・猪生春巻き
・鹿ソーセージ & 猪ベーコン盛り合わせ
・鹿肉のから揚げ
・猪ベーコンのポテトサラダ
・鹿肉と野沢菜の炒飯
・猪のすき焼き、ふろふき大根添え
・猪とキンカンの白ワイン煮込み
・鹿肉のジビエミートソース
・鹿肉のチンジャオロース
・鹿肉の麻婆豆腐
・鹿肉のポワレ ジン香る赤ワインソース
藤木は、「フレンチにこだわらず、ジビエの美味しさがよく分かる、中華や和食も用意した」と説明。シュウマイや生春巻きは、日本人にも馴染みがあり、手軽に食べられることもあって特に好評のようでした。
ジビエ協からの案内で、ジビエカーや、皮革利用など、ジビエ肉と並んでホットなテーマとなっている関連の企業、自治体の皆様にもご参加いただき、ジビエ議連の議員方と情報、意見の交換をしていただきました。この日の試食会は、過去、自民党本部で実施された試食会とは異なり、夕刻からの開催ということもあって、議員のみなさまも腰を据えて、じっくりとジビエと向き合っていただいたようです。プレゼンテーションや意見発表などの場は設けず、あくまでも試食・懇親が中心ではありましたが、ジビエ関連の事業者も、それぞれに思うところを忌憚なく話すことができ、手応えを感じていたようでした。藤木からも、新しい段階に入ろうとしているジビエ振興に向けて、意見をお伝えすることができました。
閉会にあたっては、石破会長が「年に2、3回はこうした会を持ち、ジビエを真剣に考えたい」と話しており、今後のジビエ振興にもはずみがつきそうです。
ジビエ皮革の産業化に取り組む山口産業(左から2番目が山口社長)が、この日鹿革で製作したスタジャンを持ってきてくれ、議員のみなさまにも試着していただきました。
鹿革ジャケットを試着した鶴保議員。決まってます。
※写真撮影時のみマスク、フェースガイドを外していただきました