2022年11月24日
11月4日、福岡県福岡市の「中村調理製菓専門学校」において、「地域に向けたジビエ基礎知識セミナー」を開催。休日に挟まれた平日にも関わらず、自治体、処理施設ほかから12名の方にご参加いただき、活発な交流も行われました。
域に向けたジビエ基礎知識セミナーは、主に自治体職員や処理施設など、ジビエに係る職務についている方々を対象にしたもので、食肉利用、衛生管理だけでなく、皮革利用なども含む広範な内容のもの。また、外食産業の動向を紹介するパートもあり、ジビエの出口戦略についても触れている点も特徴的です。今年度3回を予定しており、福岡県での開催は2回目です。
外食産業の動向やジビエの衛生管理については、協会代表の藤木、事務局長の鮎澤が講師を務めましたが、皮革利用に関しては、クロムフリーで、アニマルウェルフェアに則った皮革処理で知られる山口産業株式会社(東京都墨田区)の山口明宏社長に講義をお願いしました。山口産業は、ジビエ皮革の全国的な利用を推進するプロジェクト「レザーサーカス」を推進するなど、地域活性化、環境保全など社会貢献活動にも力を入れています。
今回のセミナーでは、予定を大幅に超える質疑があっただけでなく、セミナーの合間、終了後にも参加者が熱心に講師へ質問をするなど、非常に活発な内容となりました。特に、「これまでは皮は捨てていた」という解体処理施設関係者が、熱心に皮革利用について質問をしており、皮革利用について、非常に手応えの感じる内容となりました。
次回3回目は、大阪府大阪市にて開催いたします。
セミナーの概要およびお申し込みは下記リンクよりご確認いただけます。
https://www.gibier.or.jp/basic-knowledge-seminar-2022/