2023年09月13日
8月30日、信州富士見高原ファームで、今年度2回目のジビエ協主催「ジビエ解体処理講習会」を開催いたしました。
今回の参加者は、山梨・長野・大阪・鹿児島からと様々な地域の方、9名にお集まりいただきました。参加者の皆様、「どこから来ましたか?」などコミュニケーションをとり、和気あいあいとした雰囲気で講習会がスタートしました。
座学では、安全なスタニング・放血についての映像資料で皆様からの質問がたくさんありました。中でも、「YouTubeで川に漬けて放血しているのを見たことがあるのですが、あれはどうなのでしょうか?」という質問に反響がありました。この質問について、講師の株式会社信州富士見高原ファーム 戸井口様は「川の水を皆さん飲みますか?そう考えると、飲まない水に食品を漬けるということは衛生的ではないですよね。」とコメント。弊会常務理事鮎澤からは「6月のガイドライン改正で、開口部から個体の内部が汚染されないよう、捕獲した野生鳥獣は河川や貯め水等に浸漬しないことと記載されました。」と話したところ、皆さんご存知ではなかったようでとても驚かれていました。
解体では、参加者から解体処理をよく見たいという声が多かったため、参加者の希望に合わせ今回は剥皮や四肢の切断、内臓検査の体験を行って頂きました。
初めて解体を見学したという参加者も、内臓を実際に触れてみて「こんな感触なんだ!」と興味津々の様子でした。
参加していただいた皆様、とても満足していただけた様子で良い講習会になりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
今後もこのような講習会を開催し、ジビエの正しい知識を多くの方に伝えたいと改めて思いました。
今後のジビエ解体処理講習会の開催については、決まり次第公開いたします。