2023年09月29日
令和5年9月23日(土)に、宮城県仙台市にて調理師養成施設(以下、「調理師学校」)の教員や学生、料理人等に向けたジビエセミナー『調理師養成施設関係者向けジビエセミナー』の2回目を開催いたしました。
会場は、昨年に引き続き学校法人 勝山学園 宮城調理製菓専門学校をお借りしました。
宮城県は8月末に大崎市でイノシシ専用の食肉処理施設が完成したということもあり、今後ジビエ振興が広まっていく地域ではないかと期待しています。
昨年度宮城県で開催した際にも、食肉処理施設の建設は話題に挙がっていました。そのことから、今回の宮城会場では、イノシシの枝肉を使用してモモやロース等の部位に捌き実演、部位の解説をしました。
講師:梅乃井 店主 宮﨑 博士 シェフ
鳥取県にあるジビエや地元食材に特化した郷恩料理店の梅乃井の店主 宮﨑シェフにご講演いただきました。宮﨑シェフはお店の他に、食育の一環で学校給食へのジビエ料理の提供や、栄養士会でのジビエの講師を務める他、郷土の食材やジビエをテーマにした「料理研修惣和会」を仲間とともに立ち上げるなど、美味しいジビエを全国に広めたいという思いで、多岐にわたり活動されています。
メニューは、『猪の古木煮』。イノシシの旨味をシンプルに感じていただくために、お椀仕立てで提供しました。始めに、イノシシの骨からとったスープの味見をしてもらいました。ここでのスープは完成の7,8割の味わいに止めた状態、お肉からも旨味が出るため、味がくどくならないようにスープの調整が重要です。その後、肉を合わせた古木煮を試食。口いっぱいに広がるイノシシの旨味を感じていただきました。
※宮城県ではコロナウイルスが再拡大傾向にあったため、講師はマスクを着用しました。
※本セミナーで使用した肉、枝肉は国産ジビエ認証施設の肉を使用しています。
◆次回は9月30日名古屋で開催
次回は9月30日(土)に愛知会場(名古屋市)を開催いたします。
本セミナーシリーズ最後の対面セミナーです。調理実演は中国料理の講師をお招きいたします。