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石破議員、JR東の鹿肉カレーを試食

2023年10月02日

鹿肉カレーを食べて「これは感動的な美味しさ」と石破議員

 

9月27日、JR東日本・四ツ谷駅の「ベックスコーヒーショップ」において、自民党・ジビエ議連会長の石破議員、JR東日本グループの幹部が出席するジビエカレーの試食会、ジビエ振興についての意見交換会が行われました。

これは、9月26日からベックスコーヒーショップで「国産ジビエ 鹿肉カレー」の販売が始まったことを受けて実施されたもの。石破議員は、今年で14年目を迎えるJR東日本グループのジビエ振興の取り組みについてより詳しく学びたいという意向があり、JR東日本グループ側は、消費の現場におけるジビエ振興の現状と課題を伝えたいという思いがあって実現の運びとなりました。

石破議員は「国産ジビエ 鹿肉カレー」を試食して、「これは感動的な美味しさ、クセになる味。えらく売れそうな気がする」と繰り返し絶賛の言葉を漏らし、“おかわり”も所望したほど。レシピ開発者に使用スパイスや使用原料、カロリーなどを事細かに尋ねるなど、興味津々の様子でした。

JR東日本グループの飲食事業を担うJR東日本クロスステーションの西野史尚社長は、グループのジビエ振興の取り組みを紹介し、仕入れ、流通、消費の諸段階に課題があることを解説。

ジビエの取り組みを石破議員に説明する西野社長(左)

 

「これらの課題を細かく分解して整理し、JR東日本グループとしては、消費を拡大させることから取り組んでいきたいと考えています。消費が拡大することで、流通や仕入れの段階の問題も解決のいとぐちが見えてくるのではないか。JR東の使命は、地域と一緒に発展すること。地域の発展は農業の発展なくしては成立しない。これはJR東の経営陣、社員全員が認識していることで、地域振興のためにジビエが役立つのであれば、取り組む価値があると思っています」(西野社長)

消費拡大に向けては、認知拡大が足りていないことも課題だと話しています。コロナ禍の影響もあり、ジビエメニューの売上は低下傾向にあることも否めません。こうした現状に対し、石破議員からは首都圏の電車内のデジタルサイネージ広告の活用や、レトルト商品の開発、販売の多角化などの意見が出され、それに対しJR東日本グループ幹部が意見を重ねるという、活発な議論となりました。

「国産ジビエ 鹿肉カレー」の鹿肉は、全国の国産ジビエ認証取得施設のものを使用しています。首都圏55店舗で、1万5000食限定で販売。なくなり次第終了となっています。

試食会・意見交換会の後、取材に答える石破議員と西野社長

 

「国産ジビエ 鹿肉カレー」(単品980円、ドリンクセット1220円~(ともに税込み))は、粗挽きで食感を残した鹿肉を赤ワインでマリネし、炒め焼きした後、野菜とともに煮込んだという。クミン、キャラウェイのスパイス、チャツネの甘みが絡み合って鹿肉を引き立てている。