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3月5~8日「みどりの食料システムEXPO」に出展

2024年03月19日

3月5日(火)から8日まで、東京ビックサイト(東京都江東区)で開催された展示会「みどりの食料システムEXPO」に、ジビエ協としてジビエカーの展示で出展いたしました。

「みどりの食料システムEXPO」は、国内のバイヤー、飲食事業者等を対象にした食の展示会「FOODEX JAPAN 2024」「第48回 国際食品・飲料展」と併催されたもので、以下を含む展示会となっています。

スマート農業・資材展
フードロス対策EXPO
生鮮加工・流通展
草刈り・除草ワールド
ジビエ利活用・鳥獣被害対策展

以前は同様の内容を含む展示会「アグロ・イノベーション」として開催されてきたものですが、農と食の問題が多様化・複雑化していく時代を鑑み、「より広範で、中長期の視点で“持続可能な食の未来”に焦点」を当てるため、新たな枠組みとして、FOODEXとの併催でリスタートした経緯があります。鳥獣被害対策とその利活用が、より一層「食」に近づいたとも言える今、FOODEXとの併催は、業界にとって良いインパクトを与えるとも言えそうです。

 

弊会がジビエカーを展示したほか、弊会会員の企業・自治体のみなさまにもご協力いただき、5団体の方にご出展いただきました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。FOODEX全体では、4日間で7万6000人が来場、その1割程度、7000人ほどがみどりの食料システムEXPOにも来場したと見られています。

FOODEX全体が、ビックサイトの東西ホールすべてを埋め尽くすボリュームの中、「みどりの食料システムEXPO」は東7ホールの一角を占める程度で、ジビエ関連はごく一部に留まりました。食のイベントの性格を強めたこともあって、鳥獣被害対策系の出展は少なく、難しい立ち位置であることも感じられました。

 

ジビエカーの展示については、連日大勢の皆さまにお越しいただき、文字通り引きも切らない状況。見学者の大半は、自治体関係者のほか、これからジビエ事業への参入を考えている事業者の方でした。

今回展示したのは2号車で、回収のため山中に分け入っていくために小型化した1号車とは異なり、車内での作業性を高めるため大型化しており、ある場所に一定期間設置するような「拠点型」の利用を想定しています。すでに熊本県天草市での実証を行った実車で、その作業性については折り紙付き。まだまだ細かい点では改修・是正が必要ではありますが、見学者からは「使いやすそう」「衛生的」と概ね好意的な声が寄せられました。保健所関連の見学者からも「細かな是正点はあるかもしれないが、大筋では衛生的にも問題がない」との意見が挙げられるなど、実用化に向けて大いに励みとなりました。

今後もまた「みどりの食料システムEXPO」、「ジビエ利活用・鳥獣被害対策展」という枠組みとなるかどうかは未定ですが、このような展示会は関連する事業者とのタッチポイントとして非常に有効です。来年度もまた協会として弊会だけでなく会員の皆さんと一緒に、出展できたらと思います。