国産ジビエ認証制度とは?
国産ジビエ認証制度は、消費者がジビエを安全・安心に食すことができるように2018年農林水産省により制定されました。審査員の客観的チェックにより、厚生労働省のガイドラインに基づいた適切な衛生管理を行う施設を認証しています。トレーサビリティによる個体情報の確認やカットチャートによる部位の定義により、より流通しやすくなりました。
国産ジビエ認証制度国産ジビエ認証のポイント!
認証施設から出荷されたジビエ肉を使っていれば、
飲食店舗や加工業者なども国産ジビエ認証マークを使用することができます。
「国産ジビエ認証制度」は下記のポイントがあり、
認証マークがお肉の安全性を保証します。
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厚生労働省の「野生鳥獣肉の衛生管理に関する指針(ガイドライン)」を遵守して適切に処理を行っていることが確認されています。
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捕獲から出荷されるまでの工程や衛生管理方法など、製品の履歴が確認できることにより、消費者に安心を届けます。
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これまでなかったカットチャートによって各部位が明確に定義されたため、調理方法に合った部位を選ぶことができます。
「日本ジビエ振興協会」とは?
(一社)日本ジビエ振興協会は、安全・安心なジビエの普及のためにジビエの捕獲・流通・加工・販売・調理等に関する情報発信や講習会等を実施しています。2018年に国産ジビエ認証制度の認証機関として国産ジビエ認証委員会(農林水産省指定)により登録されました。認証機関は制度に基づき認証に係る審査等を公平公正に実施し、認証後も関連する各種申請の受付や定期監査・更新審査等を行います。
→日本ジビエ振興協会の認証業務に係る文書について
日本ジビエ振興協会は、
安心の審査体制!
審査員は全員獣医師の
資格所有者!
日本ジビエ振興協会の認証審査員は、全国に13名を登録。全員獣医師の資格を持ち、現役のと畜検査員やそのOB、ジビエを専門とする研究者で、シカやイノシシの解体処理時の衛生管理について専門知識を持っています。衛生管理のスペシャリストにより、ジビエの安全性をチェックできる体制を整えています。食肉処理施設から認証審査の申請があった場合、施設最寄りの審査員が担当します。
審査水準の維持・
向上のために
新規登録の審査員には、規程プログラムの研修受講を必須としています。そのほかにも審査員向けの研修会を定期的に開催し、審査方法や審査のポイントの確認を行ったり、審査員同士でそれぞれ担当した審査の様子を報告しあったり、留意点について共有したりして、常に公正で適正な審査を実施できるよう努めています。
研修会のご案内
認証取得に向けた研修会やHACCPに沿った衛生管理の講習会、解体処理講習会なども開催しております。
研修会の項目
- 止め刺し(スタニング・放血)
- 厚生労働省のガイドラインに基づいた解体処理方法について
- 国産ジビエ認証制度について
- HACCPの考え方に基づいた衛生管理について
- カットチャートに沿った枝肉の部位分け
- 各部位に適した調理方法について